「日本人と外国文化」
〜 ルパン三世の場合 〜


 ある年の大晦日。
 ルパンと次元と五右衛門が、コタツを囲んで紅白を観ている。

「おい、そろそろPRIDEに変えねぇか?」
「おいら、K-1がいいな」
ならぬ!
「なぁーんでだよ、五右衛門」
「外国人同士が殴り合う様を観て喜ぶとは、
  これすなわち日本武道の精神に反するものなり。
  同じ合戦ならば紅白に限る。日本の歌は母心、聴けば命の泉湧く」
「はいはい、わかりましたよ」
「そりゃそうと、腹減ったな」
「そうだな。いい加減みかんも喰い飽きた」
「わざわざ蕎麦屋まで行くのも面倒だし、出前頼むか」
「宅配で『○○御膳』とか丼物とかやってる店、あったよな」
「あぁ、チラシなら取ってある。五右衛門はどうする?」
………ピ、…………ピ、………………ざ…
「え? 何て言った?」
「どうした五右衛門。もう少しハッキリ喋ってくれ」
……ピ、………ピザ。でも……わ…、和風の…やつ…ね……」


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