ワナシリーズ 7
「本屋さんのワナ」


「本屋へ行くとなぜかトイレに行きたくなる。これもワナ?」
(東京都 ちょっと前の話)


デ、デ、デ、デンジャラス!! 春一番だよ、ご用心!!
本を買うには危険がいっぱい、マンガも文庫も気をつけて!!
そうさ僕らにゃ知識が必要、備えあれば憂いなし、
それではいってみよう、タンスから春物をあれこれ取り出してはみたが
ジッパーが上まで上がらない現実を直視すべくお送りするワナシリーズ。
今回は「本屋のワナ」の巻。レジのおばちゃんも一緒に、ウ〜〜〜、ワナッ!!!

本屋に入ったとたん条件反射的に便意をもよおすワナ、
探せど探せど自分のほしい本が見つからないので帰ろうとしたら店の外に置いてあるワナ、
あるいはレジの脇にしっかり積んであるワナ、
立ち読みするのは平積みの一番上だが買うときは上から二冊目を手にしてしまうワナ、
うっかり「VOW」とかを立ち読みしてしまい一人で大爆笑・視線集中のワナ、
「立ち読み厳禁」の張り紙を見て「じゃあ座り読みならいいのか」と今どき子供でも言わない懐かしいセリフが喉元まで出かかるワナ、
少年コミックのコーナーで騒ぐガキ共がアホらしく思えるがそんなオレが探しているのは「花とゆめ」だったりするワナ、
社会人になり初めての給料で欲しかったコミックを全巻一気買いして王様気分なワナ、
しかし家族の視線がやたらに冷たいワナ、
コアなパソコン雑誌と二次元萌え系と声優さん関連の売り場では男性ホルモン濃そうなむさ苦しい男たちがショルダーバッグを肩から提げているワナ、
あるいは汗がにじんだポロシャツをケミカルウォッシュのジーンズの中に押し込めてバンダナを装着しているワナ、
汗くさいのを我慢して狭い隙間をすり抜けていると2ちゃんねる用語が聞こえてくるワナ、
パソコン関連の雑誌が欲しいのに両脇がアニメとエロゲー雑誌ばかりでやたらと気まずいワナ、
あるいは見た目小学校低学年なのにあられもない姿(同じく二次元)の表紙な本ばかりでさらに気まずいワナ、
気まずいながらもパソコン雑誌を漁っていると「あ、○○君。偶然だね」と同級生の女の子に発見されて気まずさはピークなワナ、
「え…? ○○君ってこういうの読むんだ…。へーぇ…」と思いっきり誤解されるワナ、
「い、いや、そうじゃな…く…」「じゃ、またね。バイバイ」と弁解の余地なしのワナ、
最近の流行なのか口に出して言うと恥ずかしいタイトルの本がやたらに増えた気がするワナ、
その手の本が売り場にないために店員さんに恥ずかしながら取り寄せを頼むワナ、
パソコン雑誌を買って帰って見てみると付録のCD-ROMだけ抜き取られているワナ、
あるいはプレゼントの応募券が切り取られているワナ、
「現代用語の基礎知識」を買ったはいいがあまりの重さで帰り着くころにはヘトヘトなワナ、
文庫本をちょっとだけ立ち読みしていたら続きが気になりだしてやめられなくなるワナ、
視線を感じて振り返ると店のおばちゃんがものすごい形相でオレをにらんでいるワナ、
そんなに欲しい本じゃないが続きが気になるのでそれから毎日本屋へ通うことになるワナ、
そして毎日がおばちゃんとの壮絶バトルなワナ、
一週間後ようやく本を最後まで読み切って心の中でガッツポーズなワナ、
しかしその店からは要注意人物のリストに載せられてしまっているワナ、
H系の本を買おうと思ったらまずはレジに爺さんがいるのを確認するワナ、
いざH本売り場に行くも人が多くてハラハラドキドキなワナ、
どれにしようか迷っているとまたしてもトイレに行きたくなるワナ、
勇気をふりしぼってHな本に手を伸ばしたら同時に隣の兄ちゃんも同じ本に手を伸ばすワナ、
お互い気まずくなってH本売り場をいったん後にするワナ、
もうほとぼりがさめた頃だと思ってまたH本売り場に行くとさっきの兄ちゃんが向こうから現れるワナ、
ようやく目的の本を手に大急ぎでレジへ向かうとさっきまでいた爺さんに代わって本屋の娘と思われる可愛い女の子が座っているワナ、
どう見てもH丸出しの雑誌なのに「領収書切って下さい」と仕事で使うかのような苦しい言い訳をしてしまうワナ、
または買いたくもない難しい専門書二冊でH本をサンドイッチしてレジに載せるワナ、
よって550円のH本が3,880円とかになってしまう悲しいワナ、
あわてて本屋を出ようとして女の子に「お客さん、お釣りお忘れですよ!!」と呼び止められるワナ、
ようやく家に帰って本を開くと左右のページが全然切れていない乱丁本だが本の中身を考えると取り替えてもらうのが恥ずかしいワナ・・・

どうか気をつけてほしい。本屋にはワナがいっぱいなのだ。

ワナ知識がにっちもサッチモ豊富な研究員


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