「ことわざ新解釈・その 2 」


 その 1 「仏の顔も三度」=×
「イムの顔も三度」=○

[意] この度、近所に越してきたイムさん。生まれはどこの国か聞いたのに忘れてしまったが、三回も顔を合わせていればすぐにお知り合いになって「こんにちは、イムさん」「コニチワ、○○サン」と、自然に国際交流できますよ、というこれからの時代を担う若人に伝えていきたい精神。

 その 2 「壺にはまる」=△

[意] まだまだ巨大勢力を誇る、どこぞの巨大な壺にはまり続ける暴徒たち。「俺たちの力を思い知れ」とか言いながら、実は壺にはまってとっぴんしゃん抜けられないどんどこしょな状態である事に誰も気づいていない。
 壺が消えたらどんひゃらら、中に蠢く生物兵器たちは行くあてもなく路頭に迷う事になるであろう。一度でも手を付け、感染してしまうと完全治癒するのは困難であるという教え。ウィルス、麻薬と一緒。

 その 3 「五十歩百歩」=△

[意] 突然何かが起こり、その場から逃げ出さなくてはならない緊急事態。一刻を争う時に、五十歩しか逃げられなかったか、百歩逃げたかで命が助かったり助からなかったりする。何かと物騒な昨今、いつでも異変に気づく注意力と、速攻でダッシュ出来るだけの下半身は鍛えておきたいという教訓。

 その 4 「船頭多くして船山に上る」=×
「銭湯少なくして猿煙突登る」=○

[意] 全国各地、銭湯が流行らなくなり絶対数が減ってきている。ところが、年に一度ぐらいは何故か夕方のニュースでスクープ映像として採り上げられるのが、「どこそこから逃げ出した猿、住宅街を逃走! 地元消防団大あわての救出劇!」。猿に罪はないが、お騒がせな事に変わりはない。逃げる猿の気持ちも聞いてみたいものである。

 その 5 「壁に耳あり障子に目あり」=△

[意] もの凄い抽象画を見せられて、これは果たして素晴らしいのか何なのかよくわからない状態を指す。「この大胆な筆さばきがピカソを彷彿とさせ…」とか解説されても半信半疑。芸術はとてもとても難しいという意味。

 その 6 「初心忘るべからず」=×
「初診忘るべからず」=○

[意] 保険証は持ちましょう、という意味。

 その 7 「亀の甲より年の功」=×
「亀の甲より柴咲コウ」=○

[意] お年寄りが長年かかって身につけた知識や経験はとても大切なものだが、今時の芸能界の事情も多少は知っておかないと、若い衆の話に全くついて行けなくなる。「@&#の映画がさぁ〜」「@&#って誰?」「えー?知らないのー?」と言われた時が“おじさんの始まり”である。

 その 8 「三十六計逃げるにしかず」=×
「三十六景見てくにかぎる」=○

[意] ちょいと上野へ足を運んだら、浮世絵展・葛飾北斎「富岳三十六景」をやっている。時間もあるし、これを見ない手はない。意外なところで意外な見物があるならば、多少時間がかかっても見たり体験した方がなにかとお得である、という教え。

 その 9 「備えあれば憂いなし」=×
「備えあれば嬉しいな」=○

[意] 何事も、事前にバッチリ備えておけば、安全で明るい暮らしが営める。だが、防災の日に一家で意気込んであれこれ揃えたはいいが、張り切りすぎて夕方には疲れてしまい、結局乾パンをつまんでみたり。遠足の前の日と勘違いしないようにしたいものである。

 その 10 「物は言いよう」=×
「物はいいよ〜」=○

[意] 何となく怪しげな露天商。安くて個性的な品揃え。でも、なんとなく怪しい。いんちき臭いオヤジが「物はいいよ〜」と言うが、どうしても信用しにくい。買ってみたら実は…という不安が先に立つものである。「どこそこの国で、地元の人が手作りでやっている珍しい物だよ〜」と言われて買ってみたら裏側に「MADE IN CHINA」と書かれていたり、やたらに「いいよ〜。お買い得だよ〜」と言われたら、まず疑ってかかるべし、という教訓。

 その 11 「のれんに腕押し」=×
「レノンに腕押し」=○

[意] ビートルズも、初来日の時は空港でもみくちゃにされてさぞかし大変だったろうな、という回想。

 その 12 「問うに落ちず語るに落ちる」=×
「ラガーに落ちず山さんに落ちる」=○

[意] 刑事物のお約束。まず取り調べでは若手刑事が激しく問いつめ、犯人はますます心を閉ざしてしまう。そこへベテラン刑事登場。「ま、ここは俺にまかせろ」「だって、山さん…」そして、カツ丼を喰ったり母親の話を聞かされたりで涙と共に吐いてしまう(カツ丼は吐かない)、という、七曲署の風景。
※長さんこと下川辰平さん、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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