1999年ゴールデンウィーク明けのとある日


 ここんとこしばらく食いぶちにありつけず苦しい日々が続いていました。ぼくも、なにをどうしたらいいかわからなくて悩んでいたですが、そんな折、所長から電話がありました。

「への1号君、元気にやっとるかね?」
「なにをのんきなこと言ってるですかぼくはあしたの食事さえままならない
  せっぱつまった暮らしをしてるですよたすけてくださいよ」
「ホッホッ、実はな、ワシの新しい仕事が決まったんじゃ。これで
  君の月給も払えることになるが故、安心して研究に打ち込んでくれたまえ。
  それと、カーミット君が久しぶりにアメリカから来日したそうじゃ。
  早速レポートも書き残してくれた。今後の活躍に期待じゃ。」
「所長も退院したしカーミットさんも帰ってきたしこれで研究所も安泰ですね」
「なにを言うとるか、これからじゃ、これから。
  君にもバシバシと働いてもらうから覚悟してくれたまえ」

 またまたたいへんな日々がスタートしそうですたいへんです。とりあえずおぜぜが
いただけるのはありがたいのですがなんかまた不安が心配です。どうしよ。


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1998年8月もおわりのむしあつい日


 トレンチコートを取りに実家へ帰っていたカーミットさんから電話がありました。
「Hello !!への1号サーン。ニッポンの景気はハウマッチでーすカー?」
「なんですかそんなことは置いといて、そっちの用事はすんだんですか」
「オーノー、それがミーのコートをマイマザーが捨ててしまったらしいのでース。
困っていまース」
「ありゃりゃ。でもコートの一つや二つなくたってレポートは
  できるじゃないですか研究所はぼくひとりでさびしいんですよ
  早く帰ってきてくださいよ」
「カモーン!トレンチコートとマイクがなくてはミーの仕事ができませーん。
  きのうあたらしいコートをオーダーしてきまーしタ。出来上がるまでもう少し
  ウェイト・ア・モーメントで待ってて下さいネ」
「そ、そんなぁ…」

 じつはもっと危険があぶないトラブルがぼくをまっていました。

「ゲホゲホ、へ、への1号君。いよいよ。いよいよじゃ」
「ななななんですかいよいよって。いやな予感がしますよ」
「にゅういん。入院じゃ
「まさかにゅういんってあの入院ですか」
「入院に“あの入院”も“この入院”もなかろうに。
  それはともかくワシの持病を治すため、約2ヶ月入院することになった。
  君にはますますの苦労をかけるが、よろしく頼むぞ」

 これは困りました今までで最大のピンチです。
 研究所の運命はいったいどうなってしまうのでしょうか…。


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1998年6月まんなかのとある夜


 所長のからだのぐあいがすこしよくなったみたいです。
 これでまた毎月のおぜぜもいただけることになりそうですうれしいです。

「いやはや、この間はすまなかった。
  君にも随分と心配をかけてしまったな」
「いえ…それはいいですけどこの研究所もそろそろガタがきて
  ここのところの雨つづきで雨もりがして大変なんです」
「そうか、それなら君にいい知らせがある」
「なんですかまたお勉強ですかいやですよ」
「引っ越しじゃ。ついに我々は新天地を求めて旅立つのじゃ!!」

 これは大変ですいよいよ研究所の引っ越しがやってきました!

「コラ、何をオタオタしておるか。早速手伝ってもらうから、
  汚れても構わぬ格好で準備してくれたまえ」
「あのー…カーミットさんはどこへ…?」
「あぁ、彼ならトレンチ・コートとマイクを実家に忘れたとかでな。
  オハイオ州だかコネチカット州だか知らんが取りに帰っておるそうじゃ。
  それに、カーミット君にはまだ完成してないリポートも残されておるからな」

 またまたぼくひとりになってしまいましたやっぱり不安な心配があたって
 しまいましたこまりました。引っ越しならサ○イにでもたのめばいいのに…。


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1998年5月はじめのてんきのいい日


 よくかんがえてみるとこの研究所でけんきゅうをしているのはぼくとカーミットさんだけです所長はまいにちいったいなにをやっているのでしょうか気になるです。

「所長〜、あれ?いないんですか所長〜しょちょうー」
「うぐぐ。」
「こんなところにいたですか。でもなにかようすが変ですけど
  なにかあったですかそういえばこのあいだ病院へいってましたけど
  病気ですかたいへんですか」
「説明するだけでホームページが2つや3つ出来てしまう様な事情があってな。
  今はどうする事も出来んのじゃ」
「???よくわからないはなしですけどところで研究所はどうするですか」
「無期限に閉鎖する。すまぬが、ワシの勝手を許してくれ」

 まさかこんなことになるとは思ってもいませんでしたこまりました。とりあえずゴールデンウィークだからおこづかいをせびりに里帰りです。そのまま漁船に乗っちゃうかもですDEATH。ああっ!でも気がついたら帰るだけの電車代がありません神様助けてパパパヤ〜。


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